⭐️☆ニポとなかまたち☆⭐️
日本初のダウン症のあるキャラクター
「ニポとなかまたち」
左からニーニャ、ニポ、ピーブーの仲良し3人組は
それぞれが輝く豊かな個性を持っていますが、ダウン症候群があるという共通点があります。
これから、皆さまに愛していただけるように祈りつつ、ご紹介させていただきます。
⭐️ダウン症への正しい理解と受容を広めたい⭐️
ダウン症のある人たちは、本来ペアで2本ある21番遺伝子が3本あるとか、
生まれた時に心疾患がある子が多くて、発達がゆっくりで、、、、とか、
そういうことは、誰もが調べればすぐに知ることができます。
しかし、「ダウン症がある方たちは、どんな人なの?」とか
「ダウン症がある人の家族は、どんな生活をしているのか」とか
リアルなダウン症に関する情報は
なかなか世間では理解されにくい現実があります。
だからこそ、ニポと友だち達のようなのキャラクターが
必要なのではないかと考えました。
ダウン症のある方達の本当の姿を、シンプルに分かりやすく
伝えてくれるのが「ニポとなかまたち」です。
何よりも、一番伝えたいのは、
ダウン症のある人たちの素敵な魅力🎶
⭐️キャラクター紹介⭐️
⭐️メインキャラクターの「ニポ」⭐️
生きているのが嬉しくて楽しくて仕方ないニポは、いつも笑顔です。
水、風、草、動物、、、世界のあらゆるものがともだち。
笑顔のニポのまわりには、いっぱい笑顔が集まってきます。
ダウン症のある人たちの大きな魅力は、その<笑顔>です。
ふにゃーっと、心から幸せそうな、人の心を温かくする笑顔をくれます。
ダウン症のあるお子さんがいるご両親がニポを見ると
「なんかうちの子に似ている」と思ってくださるのは
きっとニポの笑顔が似ているのでしょうね!
⭐️ピーブー⭐️
ユーモアがあり、人の気持ちに寄り添うような優しい性格です。
ダウン症のある人たちは、赤ちゃんの頃から、
他人が言葉にしていない気持ちを汲むことができる能力が高いと言われています。
人が悲しい辛い気持ちになっている人に
寄り添うようにしてくれる優しさがある人が多いのです。
また、ピーブーは明るくて楽しくて、人を笑わせるのが好きです。
ダウン症のある人たちは、社交的で、人と関わることが大好きで、
面白くて、人を楽しませたいという方が多くいらっしゃいます。
周りには、笑い声が絶えません。
⭐️ニーニャ⭐️
「決めたらやりぬく」という頑張り屋さんで、「おしゃれ美女」と名乗っております。
ダウン症のある人のことを世間では「かわいそう」と同情なさる方が多いですが、
本人たちは自分たちのことを、かわいそうなどとは思っておらず
自己肯定感をしっかりと感じているのでですよ。
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アメリカ・ボストンの小児科医で
ダウン症を専門とするブライアン・スコットコー医師が
2011年にダウン症者は284名(平均年齢23歳)にアンケートで
99%が「自分の人生は幸せだと思う」
97%が「自分に満足」
96%が「自分の容姿が好き」
と答えたのだそうですよ。
逆に「人生を悲観している」と答えたのは、わずか4%でした。
自分のことを自信をもって肯定できることは、
とても素敵なことですよね。
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また、厚生労働省の研究班が去年、
12歳以上のダウン症のある人852人が回答したアンケートでは、
「毎日幸せに思うことが多い」と答えた人は
「はい」と「ほとんどそう」を合わせると91.8%だったそうです。
「父母や周りの人が自分のことを大事に思ってくれていると感じる」と答えた人は94.4%です。
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こういうアンケート結果を見てもわかるように、
ダウン症のある人たちは
幸せに生きているのです。
そんなことを、キャラクターを通じて知ってもらいたいです!
⭐️デザイナー 紹介⭐️
空間デザイナーtamako☆(たまこ)
テレビ朝日の美術で「愛のエプロン」「やべっちFC」「ミュージックステーション」など
数多くの番組セットをデザインしたほか、テレビ朝日のロゴ企画開発に携わった経歴があり、
現在はフリーでNHK、民放、舞台、ライブコンサート等で幅広く活動しています。
第二子となる長女アポちゃんにダウン症があります。 http://tamakodesign.blog.fc2.com/
ニポが生まれた経緯などを
tamako☆本人から、説明いたしますね。
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★きっかけは娘のアポ★
初めまして、tamako☆です。
(私の愛するファミリーです)
あいり(普段はこう呼んでいる)に話をすると、DS SMILE CLASSの親睦会を企画していたので、さっそく、私もお手伝いをすることにしました。私は空間デザイナーという職業ですので、パーティやイベントなどでは、ロゴやビジュアルを創ることを大事に思っています。ですので、その親睦会でもささやかながら”ネームシール”を作ったりしました。その時にこういうイベントに”ダウン症のあるキャラクター”がいたら、楽しいんじゃないかなと思ったのが最初のきっかけでした。
その時に作ったネームタグ。ニポの原型ともなる、ミニキャラクターがいます。
その後、ミッフィの作者ブルーナさんが描いた車椅子に乗ってる子「ろってちゃん」のことを知りました。ろってちゃんが障がい者支援活動に使われていること、グッズがとても可愛くてみんなが欲しくなること、売上が支援活動に使われることを知り、キャラを作りたいという想いを強くしました。
ダウン症のある子どもやママ達が気軽に身につけられ、街でそのキャラクターを持っている人を見かけたら思わずニコッと笑顔を交わしてしまうような愛されるキャラクターをつくりたいと思いました。これにはあいりも大賛成してくれて、その子をダウン症の啓発活動全般に使えていけたらいいね!という話に発展し。作りたいな、作ろう、作らねば!と、この計画が動き出しました。
伝えたいのは
ダウン症のある人たちの
素敵なところと笑顔
いざ考え出したら、これがなかなか難しかったです。ダウン症のある人は、外見にやや多くみられる共通する特徴がありますが、それを表現するのは違うと思いました。決して「ダウン症の人はこんな外見です!」ってことを世間に広く伝えたいわけじゃないのです。でもそういった目に見える特徴に全く触れずに「ダウン症がある」って、どう表現しよう?試しに娘のアポをモデルにイラストを描いてみましたが、「かわいい赤ちゃんのキャラ」にしかなりませんでした。
考えあぐねている頃、あいりが「ダウン症のある人たちの素敵な特徴を知ってもらいたい」と言いました。「人の気持ちに寄り添うような優しさや、最高の笑顔、幸せを感じる豊かな心、音楽や楽しいことが大好き、人を喜ばすことが好き、というような面を知ってもらいたい」のだと。
それから、姫路まさのりさんの著書「ダウン症って不幸ですか?」の中の「ダウン症の人は『笑顔をつくる天才』だ。その笑顔は、おもしろくて笑うのではない。楽しくて笑うのでもない。言うなれば、今日、いきていることが嬉しくて笑うのだ。」という一節を読んで、急に道が照らされたように感じました。
身体的特徴は付属要素。大事なのは性格的特徴。これをキャラにしたらいいんだ!と。
★一人一人がユニークな個人であることを伝える★
ニポと同時に生まれたのは、友だちの「ピーブー」と「ニーニャ」です。二人にもダウン症があります。ダウン症のあるキャラクターとしてニポだけが単体で存在してしまうと、「これが典型的なダウン症です」というような誤ったイメージを世間に伝えてしまいかねません。世間では「ダウン症って」「ダウンちゃんって」と、ダウン症のある人たちをひとくくりにしてしまう傾向がありますが、21番目の遺伝子が3本あるという事実以外にダウン症を定義するものはありません。
ニポとはまったく違うピーブーとニーニャが存在することで、ダウン症のある人たちが個性豊かな存在なのだということを伝えています。
★これからのこと★
3人はこれから踊ったり、遊んだり、食べたり、寝たりと、様々なシーンを見せていきます。ダウン症のある人たちの魅力を伝えたり、周りの友達や兄弟たちがどんな風に関わっていけばいいのかヒントとなるようなストーリーのある絵本にもしたいです。ダウン症があるお子さん自身が「この子なんだか好き」と親近感を持ってもらって、可愛がってもらえるようになることを願っています。
そして、ダウン症のある方やその周りの方だけでなく、もっと大勢の方にも知ってもらって身につけてもらえたら、それが「多様性のある社会」へ変わっていくひとつのきっかけになれるのではないかという期待も持って、広く普及させていきたいなと思っています。
tamako☆
2016年10月
デビューは「バディウォーク東京2016」
今年のバディウォーク東京のメインキャラクターとなり活躍しました。
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バディウォーク当日は、ニポの巨大バルーンが人力車に乗って、
イベントに参加されたみなさんと一緒に、渋谷の街中をパレードしました。
また、バディウォーク東京2016の公式グッズとして、
大勢の方が身につけて、ダウン症のある人たちの魅力をアピールしました。
⭐️オンラインショップ⭐️
「ニポとなかまたち」を大勢の人に身につけてもらえるよう、
「ニポとなかまたち」のオンライングッズショップがオープンしました!
ぜひチェックしてください⭐️
ダウン症のある人たちに関わり、知れば知るほど、
世間のイメージがまったく間違っていることに気がつきました。
こういった誤解が、ダウン症のある人たち本人にとっても、家族にとっても、
生きにくくさせてしまっています。
でも、いくら「ダウン症について理解して」と訴えてみても
身近にダウン症のある人がいない方にとっては
「正直そこまで興味をもてない」という現実があります。
みんな忙しいのです。そして、世間には情報が過度にあるのです。
わざわざダウン症について時間を使って理解しよう
などという奇特な人はめったにいません。
また日本人は「ジロジロ見たら失礼だから、目を伏せる」
という優しさがあるので、
余計に知ってもらえる機会が減ってしまいます。
だからこそ「一瞬で伝えられるもの」が必要でした。
時間を取らせず、数秒でダウン症について伝えるには
どうしたらいいのだろうか。
いろいろと考えてみた結果、
ダウン症のある人たちの魅力を伝えてくれる
キャラクターがいるといいと思ったのです。
「ダウン症はかわいそう」と思っている人が
ニポを目にした時に、違和感を感じると思います。
「あれ?かわいいじゃない。これがダウン症なの?」と
チラリと心に引っかかると思うんです。それで十分です。
その「ひっかかり」が残ってくれれば
ダウン症のある子どもの姿を見たときに「あ、ほんとだ。あの笑顔だ」と
気がついてもらえると思います。
その上で「なんだ。かわいそうじゃないし。幸せそう」
とでも思ってもらいいなと願っています。
実際にダウン症のある人と接するときに、
詳しくは知らなくとも
ニポたちを通してちょっとでもプラスのイメージを持ってくれれば
社会は変わっていくと信じています。
⭐️今後の活動・みなさん使ってください!⭐️
私たちは「ニポとなかまたち」を広く知ってもらうことで、
ダウン症のある方達への正しい理解や受容に役立ってもらいたいと考えています。
また、ダウン症のある方達への応援としてだけでなく
「多様性のある社会を応援する」という気持ちで
大勢の人に身につけていただけたらと思っています。
私たちの想いをご理解いただいき
ダウン症のある人の理解を深め受容を広めていく目的のためでしたら
「利用規約」に合意のもと「利用許諾申請」をしていただだきましたら
無料で「ニポとなかまたち」を使用していただけます。
基本的にはダウン症関連、スペシャルニーズに関する活動などで
ご使用いただけることを前提としておりますので、
個人的な使用や、商業目的の使用の場合は
申請を受託できなことがあるかもしれませんことを予め承ください。
今後、ダウン症やスペシャルニーズのある方たちのことを扱うイベントや著作物、ウェブサイトなどに
どんどん出演させていただいて、
多くの方に愛されるキャラクターとして育っていくよう願っています。
「ニポとなかまたち」の出演依頼、問い合わせ、利用許諾申請